@article{oai:mejiro.repo.nii.ac.jp:00000442, author = {前島, 徹 and 久野, 節二 and MAESHIMA, Toru and HISANO, Setsuji}, journal = {目白大学健康科学研究, Mejiro journal of health care sciences}, month = {}, note = {ほ乳類の中枢神経系においてグルタミン酸は興奮性神経伝達の中心的役割を果かす。グルタミン酸作動性ニューロンのシナプスにはグルタミン酸をシナプス小胞に集積させるため小胞性グルタミン酸輸送体(VGLUT)が存在しているが、脊髄におけるVGLUTが発生に伴っていつ、どこに発現するのかについては不明である。このことを明らかにするためにVGLUTの1つであるVGLUT2の胎生期発現について、胎生9日(E9)からE18までのマウス胎仔を対象に免疫組織化学的解析を行った。VGLUT2の陽性線維はE10に初めて脊髄で確認され、脊髄神経侵入部位の脊髄表層および脊髄膜側部に少数の陽性線維が認められた。E11では前索、側索および交連ニューロンの線維に、E13では灰白質に入る少数の神経線維で陽性反応が観察された。 E15では陽性線維は灰白質において広範囲に認められ、白質では線維のみならず白質全体が染色され、白質内でVGLUT2を持つ線維のシナプス形成が進んだと考えられる。E18では灰白質全体が陽性反応を示し、灰白質内にVGLUT2を持つシナプスの形成が進行したと思われる。以上の結果は、一次求心性神経の中枢枝の終末と脊髄起源のニューロンの軸索終末では、発生のかなり早い時期からタンパク質レベルでVGLUT2が発現すること、さらに脊髄では白質、灰白質に入る神経線維、灰白質の順にVGLUT2を持つグルタミン作動性シナプスが形成されることを示唆している。, 12, KJ00005094851, P}, pages = {85--92}, title = {マウス胚における小胞性グルタミン酸輸送体2タンパク質の発現と分布(基礎医学)}, volume = {(1)}, year = {2008}, yomi = {マエシマ, トオル and ヒサノ, セツジ} }