@article{oai:mejiro.repo.nii.ac.jp:00001574, author = {日暮, トモ子 and HIGURASHI, Tomoko}, issue = {25}, journal = {目白大学高等教育研究, Mejiro University Education Research}, month = {Mar}, note = {pdf, 近年我が国では、大学のユニバーサル化やグローバル化への対応の一つとして学寮が有する教育機能に注目が集まっている。そうした動きは中国の一部の大学でも見られ、2000 年以降、従来の居住スペースである宿舎(=「書院」)を教員と学生が共に学ぶ学習コミュニティとして位置づけ直し、「通識教育」(general education)を行う「現代書院制教育」と称される教育システムを導入している。本稿では、中国大陸の大学が導入に当たり参照モデルとしている香港中文大学の書院制教育(residential college system)に着目し、その導入及び展開の過程を考察した。結果、同大学設立当初は各書院で独自性をもち、特色ある教育を実施していたものの、それを現在まで維持できているわけではなかった。今日同大学の書院で提供される通識教育の内容も大学の正規の教育課程で行われる通識教育の補足として扱われているにすぎなかった。すなわち、中国大陸で見られる書院制教育は、香港で導入当初実施されていた英国式の書院制教育とは異なる体制・在り方を参照したものと考えられる。}, pages = {53--61}, title = {香港の大学における書院制教育の導入と展開に関する一考察-香港中文大学を事例に-}, year = {2019} }